このレビューはネタバレを含みます▼
個人的な話から始めますと、仕事のストレスでイライラムシャクシャしてまして、こいつぁーもうエロに頼るっきゃねえ!!!と思っていたところへイイモ先生の新刊が出たという不必要な経緯が前提としてあります。ありがとうございます。いつもお世話になっております。
同じ世界観の中のオムニバスと言った形式で、全編を通して登場人物たちの性質が大変にかわいらしいです。好意に裏がありそうで全然ない。あれ?おかしいな…エロに導かれて来たはずなのに魂が浄化されてる気がする……
くたびれリーマンおじさん(インキュバス)ってもう属性てんこ盛りですね!しかしかわいい!
フツメンの皮を被ったせいよくオバケは鉄板ですね!!!
トビラの2人のあの微妙な顔がめちゃくちゃすきです。あれ…?丸村くんはツーブロ眼鏡の白衣ですね。ぜんぜんフツメンじゃないですね。普通にフェチの塊でした。あぶな。騙されるところでした。
無灯くんもギャップえぐくて、ちょっとびっくりしました。最初どっちがお受けになる側なのかわからなかったくらいです。この二人ほんと可愛い。
夢野くんと周りの子たちの学生ぽいフットワークの軽さも見てて気持ち良いです。ほんと可愛い。全員かわいい。細かいとこですけどカラオケで同級生(セイレーン)の歌きいて海行きたくなっちゃってるのめちゃくちゃかわいくて笑っちゃった。
そして最後、なりそこないのこの二人のお話、テーマがすごく真摯というか…ストレートに愛について描かれていました。
……しかしですね、それがですね、じんわりしつつも、……お館様のビジュアルから設定から何からすべて死ぬほど好みすぎて、ストーリーに没入して感動したいのに「……お館様のキャラデザヤッベェな」と同時進行で滾ってしまい…謎の罪悪感を味わいました。
(無灯くんのお話から空で繋がってるの素敵です。)
魂が浄化されつつも全編ちゃんとエロくてありがたかったです。
それにしても…これ、三冊じゃないんですね。
これを一冊にまとめてしまうってなかなかにすごいですね。
いや三冊でもよくないですか???
もっと読みたいです。
イイモ先生作品の初心者さんにはもってこいですね!良い入門書だと思います!