傲慢な貴公子はオメガに堕ちる ~隷獣アルファを愛した代償~【イラスト付き】【単行本書き下ろしSS付き】
珈琲きの子/MEGUM
このレビューはネタバレを含みます▼
公爵の跡取りのヨアン(受け)は2才ときに母親が亡くなり、父親からは全く興味を持たれることなく、継母や義弟からも疎まれながら広い屋敷で孤独にくらしていた。そんな境遇の中、奴隷として側にいてくれる獣人のイェレ(攻め)に気持ちを寄せてしまうことは、自然の流れのように感じました。なので、全く傲慢とは感じない。むしろ攻めの方が傲慢なのではと思います。1巻は攻めにとっては辛いことの連続で、涙涙でした。攻め視点の話を読んでも、攻めの気持ちに同調できず、好きになれる気がしない!ただ受けが不憫😢と思ってた。けれど2巻を読み勧めていくうち、どんどん攻めが受けの健気さに惹かれていき、それまでの自分の傲慢さを反省して、本当に受けを大切に溺愛するので安心して最後まで読んでほしいです。絶対に1巻で終わらせないで!この作家さんの次回作を楽しみにしています。
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