このレビューはネタバレを含みます▼
38歳バツイチの佐倉昭人はメンズ下着メーカーの営業主任で、部下である23歳の藍井悠真の言動に悩んでいます。真面目できちんと仕事をこなす藍井は何故か佐倉には塩対応で、これがZ世代とのジェネレーションギャップなのかと佐倉はなんとか打開策を講じようとしているのでした。ある日、残業で遅くなった佐倉が出来心でオナろうとしたところを偶然帰社した藍井に見られてしまいます。翌日、藍井は何事も無かったかのようにいつも通り振る舞いますが、佐倉はオワタ…と終業後に求人検索するのでした。そんな佐倉を見て藍井は、「主任が辞めたら困ります」と、おもむろに前夜の佐倉と同じ行為を始めます。未遂の佐倉とは違い最後までやり抜いた藍井は「これでもう主任が辞める理由は無くなりましたね」と言うのでした。無愛想•無表情の藍井が佐倉を特別に想っていることはすぐにわかるのですが、佐倉だけはわからなくて全て「Z世代のならではの思考」だと思い込む愉快なラブコメです。二人が通じているようないないような会話を交わしながら一緒に出張に行ったりするうちに次第に恋らしくなってゆきます。佐倉と想いを交わしてからの藍井の柔らかい表情が意外に幼く可愛らしく、頑張って取り扱う下着のモデルも務めます。