このレビューはネタバレを含みます▼
本作は私が佐竹先生にハマるキッカケとなった作品で物凄く大好きな生涯お気に入りの本です。他の作品もどんどん読みとうとう全て読み切ったので、改めて本作も読み返しましたが、全く色褪せずドクドクと胸が高鳴る興奮が得られました。最近は「秘められた特別な力で頂点に」みたいなそもそも特別な力がある設定に人気が集まってますが、本主人公達は巻末にもあるようにとにかく直向きな努力と忍耐とひらめきにより誰もが羨むような秀でた存在へと成長していきます。その中の葛藤はリアルで、自分も背中を押されるような気になりました。また、終盤の噴出からの大どんでん返しのような痛快さは何度浴びても堪りません。ここと番外編を読むためにまたすぐ読み返したくなると思います。先生の新作が楽しみです。