鬼の子
」のレビュー

鬼の子

ながしまひろみ

静かな優しさ

2024年7月2日
子供は子供たちの世界や大人との関りの中で、まるで大人のように一生懸命考えて悩んで、立ちすくんだかと思うと怖いもの知らずの無謀さで突破して。
大人は何かに立ち向かうとき積み重ねた経験から幾つもの選択肢を知っているはずなのに、内にも外にも捉われるものが出てきて臆病になったり。
湧きあがり思い出す様々な感情を鬼くんに託しながら読み進め、安堵感に包まれながら最後のページを閉じました。
心が柔らかくなる作品ですね。
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