ユルい変◯画家×ストレス過多のMリーマン

ネタバレ

2024年7月4日

このレビューはネタバレを含みます▼ 銀行の営業•奥山拓が営業相手から身体を要求され困っているところを見知らぬ青年が助けてくれます｡思うように契約を取れないことや人より容姿が整っていることで職場でも営業先でもハラスメントを受け､家では母子家庭の母親に金を請求され､拓は自傷行為でなんとか自分を保っているのでした｡青年•田原小雨はそれを見抜き､手当てしてあげると拓を自宅に連れ帰ります｡画家だという小雨は怪我の手当てしながらするりと拓を抱き込み､拓はされるがままにイってしまいます｡それは不思議な解放感で､拓は小雨のもとに通うようになります｡そんな拓に小雨は食事の用意をしてくれたり､拓だけをイかせて自分はいいと言ったり､エロだけが目的のようでは無く､拓は自分が楽になれるように小雨にも楽になってもらいたいなと考えるようになるのでした｡タイトル通り､苦しい現実に抑圧された自我をエロ行為で解放してゆく過程が描かれます｡小雨もまた､拓との関係を作品に昇華させます｡お互いに唯一無二の相手である小雨と拓の､重くてエロくて甘い不思議な後味の作品でした｡

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かいさん

(女性/40代) 総レビュー数：13件

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