黒竜の花嫁【SS付】【イラスト付】
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黒竜の花嫁【SS付】【イラスト付】

橘かおる/稲荷家房之介

竜と会話できる世界観がよき

ネタバレ
2024年7月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ あとがきにあるとおり、初めは美麗な稲荷家先生の表紙絵に惹かれて手に取りましたが、あっという間に橘先生の世界観に引き込まれました。お家騒動の陰謀に巻き込まれて現代日本から異世界へ召喚という名の拉致をされた昴。腕に一見竜に見えるみみず腫れができていたことから、黒竜王太子の「つがい様」だと誤解され、言葉も通じないまま薬を盛られて(これは女官長が勝手にしたことですが)あれよあれよという間に褥に連れ込まれ貫かれてしまう。言葉が通じるようになってからの第一声が「強◯魔!」(笑)昴の現代大学生らしい感覚や、はっきりモノをいう性格がめっちゃ好きです。側近たちも良いキャラですね。閨のシーン、なかなか濃厚だなーと思ったら。先生の「その唇に〜」やロシア軍人のお話を以前読んでいて、あの作家さまかぁ〜と納得。暴君溺愛系。竜と会話ができる設定は良いですね!そして元の世界と行き来できるというのも。それは術師の命と引き換えになってしまいますが。攻めは竜の姿になれるくらい血が濃いので、つがいになったら人間の男も孕ませられるのかなと思ったら、どうやらそれはないみたいで。続編はその辺りが影響するお話になってますね。そちらも楽しみです!
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