おひとり様には慣れましたので。 婚約者放置中! 【連載版】
晴田巡/荒瀬ヤヒロ
このレビューはネタバレを含みます▼
おひとり様を自由に謳歌するニコル嬢。婚約者に期待するのをやめ、週末を自分のために使うことが、こんなに充実したものかと、実に生き生きしています。一方で、時代が時代ならとっくに三下り半、なケイオス。これから挽回できるのでしょうか。一応、ニコルを異性として意識している様子は所々にあり、ニコルのことが嫌いなわけではなさそうですが、あまりに、女性の扱い方を知らない。ライバル的な立ち位置の王女が猛省しているところも、また痛快。明確な主人公の敵がいないのもよいのでしょう。一応、原作小説も読んだのですが、ケイオスがさらに打ちのめされる展開もありそう。容赦なくやってもらいたいものですが(笑)、コミック版では違った展開、結末が待っているのか、気になるところです。
【追記】「婚約解消」「白い結婚」。このスーパーパワーワードがニコルの口から発せられ、大焦りのケイオス周辺。ケイオスには、どんどん打ちのめされて、大いに反省してもらいたい(笑)。
【再追記】5巻はコミックオリジナルの展開。ケイオスがさらに打ちのめされる展開で、愉快です。とうとうケイオスがニコルをランチに誘おうとしますが、エミリオ・ロベリアのカップルがなんだか引っ掻き回していますね。コミックのオリジナルキャラであるこのカップルもまた、ケイオスを大いに誤解していて、事がさらにややこしくなりそうで、楽しみです。
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