恋愛体質 恋を知らない僕が君を愛するまで【単行本版】
近藤旭
このレビューはネタバレを含みます▼
単話も欠かさず購入してる勢なのですが、ランキングに上がってたので単行本で再度レビュー。まず、この作品は結構ドロドロ?拗らせ系?です!主人公であり攻めの一宮がかなり不憫!可哀想!そもそも過去からだいぶ辛いですが、その後も辛いです。あと、吐いてしまうシーン多い。でも健気で一途で優しく、男前。幸せになってほしいと切に願う系の健気攻めです。受けは拗らせがすごい。最初と印象がだいぶ変わります。正直言動にひどい!!となる人も出ると思う。色々人間臭いのと、それも込みでこの作品大好きですが、好みは分かれるかも。受けの攻め以外とのシーン、攻めが吐いてからのキスシーンがあります。ここが賛否分かれるかもですが、私は大丈夫でした。そこのとこを念頭に置いたうえで、ドロドロな拗れた恋愛好きな人におすすめです。※追記:完結おめでとうございます。単話でも最後まで追ったんですが、特典見たさにシーモアで単行本版購入。個人的になんですが、特典読んで、やっぱり受けである深山が好きになれないな、で終わりました。ストーリーはめちゃくちゃ好きです。深山の人物像も理由があってのことだしこのままで良い。でも私には「やっぱり自分のことばっかなんだな」としか思えないキャラだった。一宮が幸せで終わればいいと思って読んで、単話最終回読んで良かったな、ってなって、それでシーモア特典での10円ハゲと重いってレベルじゃない自己中深山にちょっとショックを受けた。幸せになってほしいし想い合ってほしいのであって、エゴぶつけてほしいわけじゃないんだよなあ。一宮は自分の気持ち抑えてまでとにかく深山に幸せになってほしい、の一心で自分後回しにしがちなのに深山はいつも自分自分自分で自分のことでいっぱいいっぱいだから絶対相性は良くないような……。個人的にヤンデレは自己中とかエゴの押し付けで愛情じゃないと思ってる派だから深山がとことん合わなかった。執着とか重い愛が嫌いなわけじゃないんですけどもね。でも相手の気持ちもうちょい考えたうえでの執着や愛が好きなんです。一宮が最後まで恋愛事で相手に振り回されるのを繰り返してるのが、ちょっともやったかな。それが一宮と言われれば、そっかあ、ですが。
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