スリーピングデッド
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スリーピングデッド

朝田ねむい

面白かった〜

ネタバレ
2024年7月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 在り来りなことを言いますが、特別な人間はいないんですよね。誰にでも平等に感情はあって、孤独があって、心の耐久値が存在する。個人的になんですけど、人間の道徳心とか倫理観とかが欠け気味の、俗に言う人の心がないタイプの人が、人と関わって人間性を得ていく話が好きなので、読んでいてすごく楽しかったです。作品を通して、人が結構死ぬし、悲劇的な出来事は多いし、ろくでもない展開が続いたりはするんですが、収束するテーマは愛なのがすごい。ちゃんとラブストーリーなのがすごい。別に希望的、感動的な意味合いではなく、愛はただそこにあるだけなのですが。
話変わるんですけど、様々な所以や理由がありますが、天才は孤独、みたいな話あるじゃないですか。そもそもの話が情から始まってるのでありえないifなんですが、もしかして情を寄せなかったら、彼は研究を成功させていたのかもしれませんね。
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