フロムヘブンヘブン
」のレビュー

フロムヘブンヘブン

ほど

青春映画でした

ネタバレ
2024年7月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何気なく新刊をチェックしていたら、タイトルが気になったので一巻を読みました。
時代設定は令和のはずなのに、なんだか90年代後半を感じる空気。卒業式の告白から2時間掛けて行った先の逢瀬、勝手な解釈で行き違う思い、地方都市の若者の何とも言えないピュアさや脆さがとても繊細に描かれていた作品でした。90年代の若者の悲喜交々を描いた邦画を思い出しました、そして同時に自分の中の若い頃の気持ちを思い出して、読んでて思わず涙しました。続編も林くんの不安を藤田くんがしっかり受け止めつつ、二人で涙したりしてこちらも貰い泣きしました。久々にとても良い作品に出会えました。キャラクターの気持ちの流れがとてもうまく表現されていました。何度も読み返したいです。
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