魔女と猫
」のレビュー

魔女と猫

黒井よだか

『不幸✕不幸=幸せ』の方程式

2024年7月18日
あばばばば…なんというラブバイオレンス…魔女の契約設定がエロス…不幸…この2人不幸…2人なら幸せ…。

【アパートの隣の住民が誰かに絡まれているところを助けた須藤は発砲を受けてしまう。目が覚めるとベッドの上で助けた相手の寿一が股がり、本契約しないと死んでしまうと言い…】

タイトル通り、魔女のお話です。寿一が魔女。魔女は使い魔を持てるのですが、その契約がセッ…なのです。その辺りは他にもありそうな設定ですが、なんか、このお話はめちゃくちゃエロス。2人が不幸で孤独だからですかね?初めて肌を合わせる相手が不幸同士で幸せになるの、たまらない…。

主人公たちのキャラに関してはそこまで破天荒に言い及ぶこともなく、2人とも善人。須藤は?という気もするけど、多分善人なんですよねーこれが。善人の不幸同士がくっつくのホントに好き…なにこれ、私の性癖?(笑)

スピンオフも出ている別の魔女と使い魔。さすがに人気ありそうですね。でも私、痛いのが苦手なので、バイオレンス系のヤクザものが得意ではなく、おそらくそちらは読めません。だってこの2人、めっちゃ痛そうだもの…!この本でもかなりバイオレンスなシーンは多く、ちょーっと流し読みしてしまいました。流し読みの中でも迫力のあるシーンで、作家さんの画力が窺えます。

画力といえば、エロスなシーンもめちゃくちゃエロスです!あの、契約だからやってるんじゃないってとこのあの、あのシーン、すっごくラブでエロスで良かったです!そして描き下ろしは鼻血が出るかと思いました(笑)

最後に思うことは、どうか2人がこれからも幸せに暮らせますように。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!