八月のらくだ
」のレビュー

八月のらくだ

春原シカ

1から100を想像する

ネタバレ
2024年7月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 砂漠の熱い砂が身体から出てしまう少年と、瞳が万華鏡の様な少年。これだけだと何じゃそら〜だけど砂漠に一人立つ少年の姿を思い浮かべてしまうと一気に心細くなって、心理をそのまま情景描写しててすごく良いなあと思った。そして2人が急速に距離を縮める事で最後には同じ場所に辿り着く。
アイデア勝ちって感じで具体性というよりは、ふとした時にひとつの情景をぼんやり思い出すようなお話しで、その余白が好きです。
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