このレビューはネタバレを含みます▼
おすすめから無料版を読ませていただき、タイトルと絵柄に惚れて購入しました。そして購入した日から毎日何度も読み返しています。
…ハッピーエンドでよかった!…
最初は現実にもよくいる無気力無関心の「若い子」だったヒロムくんが、慶太さんとの関わりが深くなるにつれだんだんと素直に可愛く、表情が柔らかくなっていくのがなんとも切ないです。
陳腐だけど、愛を知るってすごい。
好きな人に愛され必要とされることが、信じたいのに信じられない頑なで脆い心を、生きようとする力に変えてしまう。
お前だけしかいらない、と一途を貫く慶太さんと、俺だけを抱いていてよというヒロムくんの声に出せない祈りに似た叫び、濡れぬれのベッドシーンではありますが、美しく哀しい旋律を聴いているようで、胸に迫るものがあります。
作者さまの他の作品も拝読しましたが、このふたりが自分には一番ツボでした。正直もっと読みたいです。また描いてくださるときを楽しみにお待ちしています。でもヒロムくんが酷い目にあうのはかわいそうかな〜…