いつまで代わりでシましょうか【単行本版】【電子限定特典付き】
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いつまで代わりでシましょうか【単行本版】【電子限定特典付き】

成瀬一草

身代わりから始まる恋

ネタバレ
2024年7月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ シーモアの、もう情緒めちゃくちゃだよ特集で気になり購読!
身代わりなんて切なすぎるやろと思って色々と覚悟して読みましたが、スタートがライトな感じだったので難なく受け入れられました。

弁護士の圭×フリーのSE・穂高。
15年も片想いしていた相手が冒頭で結婚し失恋していた圭に声をかけた穂高。「その人の代わりに」甘えてという穂高に誘われ一夜を共にし、その後も逢瀬を繰り返して絆されていくストーリーです。
堅物な圭にとって、タトゥーの入った穂高は自由で羨ましかったんだろうなと思います。自分にはできないその自由な振る舞いに、流されながらも居心地の良さを感じて絆されていく。そこで素直に伝えられないのも圭の堅物な性格が災いしていますね。
でも、失恋の傷が癒えたのも穂高のおかげ。
あの堅物の圭が、しばらく連絡を取っていない相手のもとに急に会いにいくなんて、よっぽどですよね!それだけ圭の中で穂高の存在が大きくなってるんだなと思ってキュンとしました。
恋人になってからの穂高が圭に甘えている姿が年下感を感じて可愛かったです。口説いてる時はめちゃくちゃかっこよかったのでギャップにやられます。
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