このレビューはネタバレを含みます▼
本編を読んでいるとセリフから垣間見える「あの時」が何度かあって、どんな風だったんだろう?と思っていました。そんなepをまとめた番外編がこの「万華鏡」。
「境界線」では雅紀と尚人の結婚式😩と感動で。尚の心労を労ったスタンド・インepも、実際に見させてもらって、はぁ、堪能しました。
こんな風に久しぶりに小説を読んだのも、この三兄弟が喪黒福造のダーの後の世界にいる様で…目が離せなくなりました。
幸せな家族の時間を過ごした家で、もう一度新たな家族を築いた三兄弟。母親に性的虐○された雅兄はその寝室寝具で弟 尚を抱いている。そしてその声に欲情する末っ子裕太…😩 翌日にはまた尚人が台所に立ち、裕太が家事を手伝い、3人で食卓を囲む。この兄弟達の哀しい耽美さ。そこまでしがみつく家というものに、子の親に対する気持ちの重さを感じて苦しくなりました。
雅樹が尚に対して褒める言葉や求め方…その全てが、母親が夫に妻として望んでいたものだったのだとしたら、その妄執が雅樹に乗り移った…的に読むと、本当にゾクッとする作品です。
追、祝2巻✨ 泣いたー😩 トーゴと尚の対面、良かった😩 ディズニーも良かった😩 本編とは違った雅樹と尚を知れて、幸せ過ぎで…めちゃくちゃ浸れた✨ 本編のこぼれ話的な番外編、ずっと見ていたいです。