有賀リエ連作集 工場夜景 分冊版
」のレビュー

有賀リエ連作集 工場夜景 分冊版

有賀リエ

それでも願う

2024年7月24日
有賀リエ先生の今作品も、センシティブで重め…読み終えてからの余韻がハンパない…自分と家族や友人、大切な人やそうでもない人と日々の紡ぎ方など考えさせられる。けど、暗いばかりじゃなく光もあるって希望を残してくれるから、やっぱり有賀リエ先生の作品は好き!
主人公たちは、どこにでもいる高校生(頭いいけどw)口に出せない恋心が動き出そうとしてた夏の夜、事件をキッカケに2人の関係が大きく変わってしまい…あぁ、無情…変わってしまってもなお、変わらない想い。強くありたい、優しくありたい、未来を諦めたくない理想と突き付けられた現実の苦しみと悲しみが繊細に描かれ、人を思いやれる目を人を温められる手を私も持ちたい!と思いました。
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