たまのこしいれ ―アシガールEDO―
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たまのこしいれ ―アシガールEDO―

森本梢子

面白さ再び

2024年7月25日
既刊2巻にして現在レビュー件数70余件、これは、8年くらい前に本作の前のシリーズ「アシガール」で私がレビューをいっちょ書いておいて面白い作品だってたくさんの人に分かって貰いたい、と思ったときのレビュー件数と多分同じくらいの数。でもあの時は既にかなりの巻数が世に出ていた。
それを思うと、アシガールの面白さがこの続編への期待値をこうまで押し上げていることは感慨深い。
タイムマシンものはSFでは使い古された感あるにもかかわらず、面白さをまだまだ追求できる余地があることは、今でも充分新鮮なSFジャンルの立派なツールなのだなと感じる。実際今回もドラえもんの手で、今度は主人公の月(「たま」の身代わり)が新たな目くらまし(?)を繰り出すのが、あぁ血は争えんと、可笑しかった。
速川家の皆さん(唯の方様以外)の登場も楽しいし、新キャラ、特にたまの有能なお付きの二人の暗躍にも期待がかかる。楽しい作品をいつも森本先生ありがとうです。
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