断罪された悪役令嬢は、逆行して完璧な悪女を目指す
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断罪された悪役令嬢は、逆行して完璧な悪女を目指す

楢山幕府/えびすし

めちゃくちゃ面白かった!

ネタバレ
2024年7月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今まで読んできたお話は、娼婦になる前に救済されるものばかりだったので。読むの辛いかなー? と思いながらも無料のコミカライズを読了したら、なかなかに面白く。続きをコミックスで読むか原作で読むかで迷って、結局そのままコミックスを読んだのですが。異母妹やっつけた後も気になって気になって仕方がなかったので、続けて原作も全巻読破。で、結局感想は「漫画的表現も悪くなかったけど、やっぱり原作の方がすごく良い! 」となりました(笑)
娼婦になってからの描写がもっと長かったり、客とのやり取りがあったりしたらもっと違った評価だったかもしれませんが、逆行前の事はプロローグ、すぐ本編に入って逆行後の人生、だったので良かったです。ちなみに私は断然、王太子派です。なので、隣国の王弟が逆行前の娼婦時代の客なのが嫌だと思いましたが、身体の関係も恋愛感情もなかったのですごくホッとしました(笑) 
逆行前の男どもは、こんなに性格の悪い異母妹に騙されてたの? と呆れもするのですが。特にお兄ちゃん。なぜ妹を正しい道に誘導してやることもせずに断罪だけしたんだよ~と思ってしまうのですが。王太子は単に政略的に結婚しただけだろーなー、絶対、今みたいに独占欲とか発揮してなかっただろーなー、と思えます。逆行して完璧淑女になったからこそ恋に落ちたんだろうなあ。逆行前と逆行後、全てを通して、愛したのは王太子だけ、王太子が愛したのも彼女だけ、というのが良きです。王太子、絶対、逆行前は劇場やら美術館やらを貸し切りにしてデートなんてしてないはず。スケール大きすぎですから(笑)
これからもまだまだ続きそうなので、ものすごく楽しみです(^^)
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