勇気あるものより散れ
」のレビュー

勇気あるものより散れ

相田裕

不老は良いけど、不死はやだな…

ネタバレ
2024年7月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻無料だったので、読んでみました。
化野民と呼ばれる不死の民がいる明治時代にあって、政府に囲われ数百年も子を孕まされ気が触れた母を呪縛から解放し後を追うつもりの半隠れ化野民の少女シノと、死に場所を求めていた元会津武士・春安が邂逅。シノの目的の為、春安を眷属とし、化野民を殺せる唯一の刀・殺生石を手にするが、母の殺害を阻止せんと兄が立ちはだかる!(痛み分けで終了)…な1巻。
母、可哀想。兄はマザコンなのか? 親殺しは天道に反するとか敵さん捨て台詞吐いたけど、この時代、まだ女の存在価値が子を成すことだろうから、気が触れてもどうでもいいんでしょうな。あんな状態になっても生きてほしいと思うのは鬼 畜の所業。種付けするだけの男どもには分かるまい、同じ性を持つシノにしか分からないんだろう。半隠れとの子は強靭にならないから母だけが腹を痛めていたんだろうか?でなければシノもお腹様になってたよね?無精髭の春安が次第にかっこよくみえてきた。無事シノは本懐を遂げるのか、続きが気になりました。
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