このレビューはネタバレを含みます▼
この物語は、BL同性愛ではあるが、そんなの関係なく、親として、家族として、人として愛情たっぷりの愛の詰まった物語です。同性愛者だから、今の日本で少しずつ認識されつつはあっても、まだ世間では、明るく見られない事が多いのす。だからこそ、自分たちが大事にしている子どもがネガティブな気持ちにならないように、配慮しながら愛情深く子どもを育てていく物語。とても素晴らしい作品です。たくさんの方に読んでもらいたいと思いました。些細な事で子どもを怒り、追い詰めて、親も子も両者ともの自己肯定感を下げるような事をするのではなく、子どもの気持ちに寄り添って、大事に愛情深く育ててあげるように。この物語を読んで、分かってはいても、再認識し、自分を改めなくてはならないと思いました。この物語に出会えて良かったです。アイの想いもナオの想いも、そして、アイの両親の心の大きさをとても尊敬します。