麗しの王女、運命のつがいと出会う
」のレビュー

麗しの王女、運命のつがいと出会う

花菱ななみ/白崎小夜

作者様買い

ネタバレ
2024年8月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前回の極上王子がストーリーも挿絵もロマンティックだったので過度の期待があったのかもしれませんが、残念ながら今回はどちらも急下降でした。冒頭部分は同じような心情の繰り返しが多くしつこかったし、わりとあっさり身体の関係を持ったのもちょっと引いちゃいます。宰相の悪辣さも上手く際立って無く、その解決も勝手に終わっててドラマチックさが足りなくてドキドキ感がなかった。そして精霊王の血を引いてんだろうな〜とは思ってましたが、そのへんの描写もちょっと手を抜きすぎではと思うほど、ヒーローからあっさり番契約前に知らされるというだけで感動が全くなかったです。オメガバース的な面も前回ほど全面的には押し出されてなく、中途半端な印象でした。とても残念。そして前回の主役の子供達があまり幸せな人生を送れてないのが悲しすぎた。挿絵も前回とっても素敵だったのに今回は悪役宰相の表情もわからず、主役の2人もパッとしなかったです。前回ほどのインパクトがまるでなかった。イラストレーターさんも作者さんも大好きなだけに期待はずれ感が否めません。こちらは読み返すことはないかな〜と思います。
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