思春期読切短編集5作品を全4巻でいい感じ





2024年8月2日
表題作31頁、「アズユーライキット」30ページ、「かわいいなんて言わないで」32頁、「君に染まるころ」30頁ー同時収録「No longer」16頁。
定番学園物少女漫画の路線で、ツボを押さえたストーリー展開、それなのにどこかにフレッシュな実力を感じる漫画家だと思った。こちら読む者の共感を得やすい主人公の想い、相手の行動へのリアクションなど、見ていて読み終わりに読み手がホッとする迄の持っていき方が手堅い。
十代終わりに一時期だけ赤面症に陥った自分にはそこまでの悩みではなかったけれども、心情が充分手に取れる。この1巻目だけを読んだ方が多いように思われるが、他の巻も主人公の引け目や戸惑いや素直になれないところなど描写巧みで引き込まれる。
ただ、男子に踏み越えてきて欲しい女子の手前勝手な願望が、少々の強引さを伴いかなり彼らは大胆不敵に主人公達を翻弄、なかなかそこまで馴れ馴れしく来れないのが、世の中の現実ではないかとは思った。
また、言ってしまったことは取り返しがつかない。よく心にもないことを言ってしまったと詫びるストーリーが古今東西有るけれど、受け取った相手の心の衝撃に無頓着、かつ、詫びることで簡単に修復する話が多いのは、読んでるこちらが安易だと感じることがある。ま、しかし本作は、リカバリー場面でリスクを背負っている点で、バランスを感じた。
1巻の単行本となりそうな物を手頃に読める企画からか4巻に分かれているため、星数を話毎に考えてみると、表題作4、第2巻3、第3巻3、第4巻の2作品それぞれ4で、最終的に総合4へ。
手書き文字が詰まっていて読みにくい所が少しある。
定番学園物少女漫画の路線で、ツボを押さえたストーリー展開、それなのにどこかにフレッシュな実力を感じる漫画家だと思った。こちら読む者の共感を得やすい主人公の想い、相手の行動へのリアクションなど、見ていて読み終わりに読み手がホッとする迄の持っていき方が手堅い。
十代終わりに一時期だけ赤面症に陥った自分にはそこまでの悩みではなかったけれども、心情が充分手に取れる。この1巻目だけを読んだ方が多いように思われるが、他の巻も主人公の引け目や戸惑いや素直になれないところなど描写巧みで引き込まれる。
ただ、男子に踏み越えてきて欲しい女子の手前勝手な願望が、少々の強引さを伴いかなり彼らは大胆不敵に主人公達を翻弄、なかなかそこまで馴れ馴れしく来れないのが、世の中の現実ではないかとは思った。
また、言ってしまったことは取り返しがつかない。よく心にもないことを言ってしまったと詫びるストーリーが古今東西有るけれど、受け取った相手の心の衝撃に無頓着、かつ、詫びることで簡単に修復する話が多いのは、読んでるこちらが安易だと感じることがある。ま、しかし本作は、リカバリー場面でリスクを背負っている点で、バランスを感じた。
1巻の単行本となりそうな物を手頃に読める企画からか4巻に分かれているため、星数を話毎に考えてみると、表題作4、第2巻3、第3巻3、第4巻の2作品それぞれ4で、最終的に総合4へ。
手書き文字が詰まっていて読みにくい所が少しある。

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アンナ さん
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