鳴かぬ蛍は青に焦がれる(分冊版)
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鳴かぬ蛍は青に焦がれる(分冊版)

仁嶋中道

またもやいい作品に出会った

ネタバレ
2024年8月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 3話まで読みました。心の機微が細かくて丁寧に描かれていてとても好きでした。青凪くんが彼女のために痣を気にするようになってしまう場面が悲しくて泣ける。ジロジロ見てくる周りの人や、スタンプで隠したり他人の目を気にする彼女とは対照的に、宇佐美はなんとも思わずに青凪の右腕に触れてくる。何を言われても気にしないよという青凪に代わって怒ることさえする。この差にもまた泣けました。
青凪も優しい子なんだなぁと思される。純粋な癒し系男子です。
痣に対して「派手な髪や服に無意識に目がいくのと変わらない」という宇佐美の考え方や、とあるレンジャーのようでカッコイイと思ってた幼少期の青凪の捉え方が素敵だなぁと思いました。自分も「人と違ってかっこいいじゃない」と言える人間でありたい。
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