幾千もの夜の秘めごと
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幾千もの夜の秘めごと

華藤えれな/梨とりこ

ラピスラズリのブレスレット

ネタバレ
2024年8月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 別アプリで「幾千もの夜の秘め事シリーズ」として収録されていて、巻末のSSまで無料で読みました。「シリーズ」には、ハワイにある護衛官養成校出身の日本人ボディガードが主人公となるお話が2話入っています(もう1話はロシアが舞台)。アラブものは良いですね♪日本とは全く価値観の異なる宗教観、文化、風土が現代なのに中世の話かと思うような暗殺や暴君が当たり前で。なんでもあり。彼らからしたら日本人は異教徒。例えば国では同性愛は禁じられてるけど異教徒相手なら何をしてもいいんですって(笑)こちらのお話は、キーワードでいうならアラブ、暴君、幼なじみ・再会・こじらせ・長年の執着愛。トルコで遊学中の、中東の産油国アムランの第3王子イドリスに護衛官として8年ぶりに呼び戻され再会したセイ。8年前に1夜だけ愛を交わした仲ですが、再会したイドリスはすっかり暴君になっていて、セイの尊厳を踏みにじる言動を繰り返します。乱行パーティーにもセイを連れていき、自分が他の男女と痴態を繰り広げる様をわざと聴かせるようにしたりとか。なぜわざわざそんなことをするのか…。ちなみにアムランはイエメンに実在する町として地名はありますが国名はないので、ここでは架空の国ってことになるのかな?セイが銃撃され重症を負ったりもしますが最後はラブラブです。イドリスはそこそこ拗らせてます。ラピスのブレスレットは2人のキーアイテム。SSでも出てきます。
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