このレビューはネタバレを含みます▼
絵が綺麗でしたが、話の内容が残念でした。10才の誕生日に性別が決まるという世界で、幼馴染三人のうち、先に誕生日を迎えた二人がそれぞれ男と女の性別を得て、男に変化した方の幼馴染トールに恋をしていた主人公のタイニーは自らの性別が男になったことで彼への恋心を諦めるために男女に変化した二人から距離を置く、という話の始まりでした。幼馴染の二人、トールとソーリエは恋愛関係でも何でもなく、ここからタイニーの勘違いが拗れて何年にも渡るすれ違いが・・・と思いきや、ソーリエはさっさと隣の町に嫁に行ってしまいます。そしてトールも騎士になるために王都へ行ってしまい、幼馴染三人設定の必要性がこの時点で無意味になっていて残念でした。そこから男同士であることへの葛藤とトールを諦めきれない恋心を抱えたタイニーが1人で空回って、色々あってトールと両想いなことを確かめあったのにまた空回って、最終的に・・・というストーリーでした。うーん、ひたすらにタイニーが女々しくて、トールもこんな面倒な幼馴染のどこが好きだったの?と思ってしまった。