このレビューはネタバレを含みます▼
前々からこの作品が良いという事は知ってました。ただあらすじや表紙のイメージから底辺高校とお嬢様学校の身分違いの恋愛の作品かと思って手にしていかなったのですが、某番組でこの作品をプレゼンしていたのを見てとても良い話だと思い、割引ということもあって試しに1巻読んでみたら…見事ハマりました。これは確かにオススメしたくなります。
■底辺高校とお嬢様学校の身分違いの恋愛だけでなく、友情、そして進路の話が濃縮されてます。特に友情は熱血とはちょっと違って現代特有のお互いの距離感に気を遣う事も盛り込まれていて学生が読むと共感する事が多々あり、学生を卒業した側からみたら「こんな事あったな」と懐かしく思うほど。
■さらには主人公・凛太郎くんのご両親が良い人。息子の凛太郎君との向き合い方、友情に悩んでアドバイスを送る内容とかとてもお手本になります。特に後半の進路についての話しは学生が見ればアドバイスの1つになるし、卒業した大人の立場からしたら「こんな大人になりたい」と思うほど。
■読み手によって共感するとか、こんな風になりたいと思うか違ってくるのですか、続きが待ち遠しいというのは共通の感想だと思います。