くりかえしあいのおと
」のレビュー

くりかえしあいのおと

野白ぐり

同人誌にまで手を出す始末

ネタバレ
2024年8月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 田舎で自分自身を持て余す20代のわんこ青年と、都会の喧騒を逃れ田舎に戻ってきた30代傷心美形マエストロの、坂道を転がるように恋に落ちていくちょっと強引なラブストーリー。
わんこ青年・修が桐先生を好きになるきっかけはセリフ回しやら何やらでこれ見よがしに描かれているのですが、桐先生が修に絆される過程はあまり言葉にはされていないため、読み手が読み取ろうとしないとちょっとわかりづらいかもしれません。東京でも田舎でも人間関係に揉まれる桐先生の心のスキマにタイミングよく修が入り込めただけなのかな?と安直に捉えることもできるのだけれど、何せ2人ともゲイではないので…きっけはどうあれお互いの人間性があってこその情熱的なキス&せくろす、理屈では語れないおつき合いなんだと思います。
世話好きで兄力抜群の修と、隠れ人たらしで実は甘え上手なツンデレ先生。もともと相性が良いんだろうな。

pixivブースにて付き合いたてのふたりのその後、「はじめてのえんれんのおと」という短編を50P/500円で購入したのですが、しっかりエロくて幸せそうでもう大満足。感極まった桐先生がコンドーさんごとギュッと修を締め付ける細かい音芸も最高だし、桐先生の職業病を突いた声責め(?)にも悶絶すること間違いなしです。
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