カラスの嫁入り
」のレビュー

カラスの嫁入り

佐倉リコ

キツネとカラス、お使い達も活躍します

ネタバレ
2024年8月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 稲荷神社の後継•神楽坂理央はお使い狐と会話が出来て、求める人々にご神託を伝えています。神楽坂家に伝わるその力は烏城家の女性との結婚によって代々受け継がれてきました。理央は烏城百合と結婚することが決まっていたのですが、その百合が結婚式を前に姿を消してしまいます。神楽坂のご神託の力は25歳くらいから衰えてしまうため27歳の理央はギリギリの状態なのですが、自分達の意志の介在しない結婚への百合の気持ちもわかると理央はそれほどショックも受けませんでした。そこに百合の弟で高校生の凪がやって来ます。カラスのコガネを連れた凪は、百合の代わりに来たと言います。子供は出来ないけどセ◯クスはできるからと言う凪の必死な様子に、理央はとりあえず家に置くことにします。やがて、女性の役割が大きな烏城家で凪がとても淋しい思いをしていたことがわかってくるのでした。優しいお兄ちゃんが、一人ぼっちの一途なDKのうるうるきゅるんに絆されてゆきます。お使いキツネのうかちゃんのモフモフに癒されました。謎に上から目線のコガネも楽しかったです。
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