このレビューはネタバレを含みます▼
3巻まで読みました…が、私の記憶が確かなら「2巻完結」だったような?気がします。その当時2巻まで読んで、色々とハッキリしないままだけど、明るい未来を感じさせるふんわりした終わり方で、それはそれとして満足していました。過去があるもの同士、臆病という名の気遣いを持って少しずつ距離を縮めていく話です。なので、カテゴリはBLですけど少女漫画でもいけそうな軽い雰囲気しかありません。元ヤク◯設定も同じで、ストーリーに深く絡んでくることはありません。
そんな感じでしたので、新刊の案内が来た時は驚きました。では、3巻で二人の間が進んだかと言うと…YESともNOとも言える感じですかね。精神的にも肉体的にも「亀の歩み」くらいスローな前進(DKよりも奥手な感じ)なので、人によって感じ方が違う気がします。でも、速度はともかく方向性はハッキリしたので、そこは大きな一歩だと思いました。
そして、3巻でも「2巻のラスト再び」で、似たような終わり方をするので、ぶっちゃけ確かなものは何もない感じです。でもって、また完結になっています。あとがきには、続編(3巻)の執筆依頼があったこと、一旦ここ(3巻)で終わりなこと、また会えたら嬉しい(更なる続編?番外編?)ことが書いてありました。
かなり含みのある内容と終わり方、スローペースなことで、好みが別れそうな気がします。私は、モダモダが好きですし続編も欲しい好きな作品です。