息苦しくてそれが良い





2024年8月17日
高校生同士、駆と雄大の話。みつこさん好きでね、本作は高校生モノだし明るくはなさそうだし買うの悩んで…でもやはりみつこさんの作品なら読もうって買ってみました。予想通り、高校の閉塞感と圧力、ナイフで切りつけられるような痛みがあって、読んでて辛かった…。駆は逃げざるを得なくて、でも逃げても背負ってるものは変わらなくて。でもでも、逃げなかったらもっと追い込まれてよりしんどくなったんだろう…。結局向き合うしかなかったけど、でもそれには時間と成長が必要で。この辛い期間を経ないとダメだったんだろうことは分かるけれども、酷だよなあってどうしても思ってしまうが、それが人生で、そしてこの作品の面白さで。好きな作者さんだなって改めて思いました。

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