痛快なまでに悪女





2024年8月18日
主人公が悪の限り裏耕作を繰り広げ、視点が変われば本当に悪役になりかねない主人公なのに、私がとても好きなタイプの主人公で悪女としてのその潔いまでの行いが痛快さを感じました。悪役令嬢もので何処が悪女なのかというものが多いですが、本作はしっかり悪女です(笑)。それでいてチャーミングな所もあり、とても強い女性でありながら、うちに秘める女性らしいさも見せたりと良かったです。私は、主人公よりも敵から仲間になったり、あるいは魅力的な好敵手など、とても癖が強いキャラに惹かれる傾向にあるのですが、本作そのようなキャラを主人公として思う存分見られるという、私の望みを具現化したような作品でした。

いいねしたユーザ3人