このレビューはネタバレを含みます▼
台詞もつらつら吐き出されるモノローグの思考の流れもとても滑らか。ふむふむ言いながら読みつつ行為はまあまあ過激。首絞めはSM関係なく割とポピュラーかと思うけど、縄で首吊りの真似事は普通なんだろうか?
最後の夜に真澄のやり方での行為では飛田がイケないのがホッとした。こーいうのでロマンチックに恋人エッチでイケました!てなりそうだし、そんな簡単なもんなのか?(知らんけど)てなっちゃう。だってそれくらい楽じゃないから犯罪にも繋がっちゃう性癖に苦しんでる人が沢山いるわけじゃん?恋愛だけがゴールとは限らんのがエロスだろ、とか思う。飛田も言ってるけど原体験がギャク待とかじゃなくてもともとの性質だってあるじゃん。…と痒いところに手の届くお話だった。このお話のハッピーエンドは大歓迎ですが。そうです、飛田がめっちゃ好きなんです。良いお話でした。
それと絵がとても好みでした。影とか黒とか。夜の真っ暗闇が2人のことを上手に隠してるみたいで好きな組み合わせでした。だから一等強く光る星が道しるべみたく輝いて、昼間にもずっとそこにあるから迷わずにいられるんだと思います。