はるのうららの
」のレビュー

はるのうららの

三崎汐

とっても好きなお話。

ネタバレ
2024年8月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ ちょっと個性的な可愛い絵が、中学生の幼い恋と優しくタイトルにぴったりだと思います。お互い疑う余地もないくらい特別で大切な存在なのは間違いないのに、恋心を自覚しはじめるしゅんちゃんに対し、はるちゃんは女装癖のある兄を拒否する母の存在のせいで同性愛を認めません。なのに幼さからしゅんちゃんへの独占欲などは何度も口にし、そのたびしゅんちゃんを苦しめてしまいます。しゅんちゃんがあまりに不憫で、思いが通じて涙をこぼすところがもうたまりませんでした…。最後は卒業後の2人が見られますが、まだちゃんと子供な2人に、はるちゃんと一緒に私もほっとしてしまいました。こういうお話好き!
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