執着系公爵さまの激重感情に翻弄されてます
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執着系公爵さまの激重感情に翻弄されてます

月神サキ/潤宮るか

生理的に無理!は重要よね

ネタバレ
2024年8月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 街中でテオがリリーの「期待してる」の言葉に喜んだのが後からすごく響いてきた。
人に期待されることが重荷になる場合もあれば、信頼して相手を大事に思うことでもある。
テオは三番目の王子として生まれ、誰からも居ても居なくてもいい存在として扱われて育った。周囲から愛情を欲する幼児期から思春期にかけてをそんな風に育ち、そりゃ性格もねじ曲がるってもんでしょう。
彼が唯一自分に期待をかけてくれたリリーに執着するのは至極当然だと思う。

あと、自他共に流されやすいリリーちゃんだけど、「流された結果とは言え、自分で決めたこと」という言葉は潔くてなるほど~と感心した。
言葉にたまに「ヤバい」などの現代語が入ることに違和感はあれど、最初はテオの束縛にキレたリリーちゃんがテオに距離を置かれて最後逆ギレかましたところとか、性格も今どき女子な感じがして面白かった!
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