炎の蜃気楼
」のレビュー

炎の蜃気楼

桑原水菜/ほたか乱/浜田翔子/東城和実

小学校の図書室にありました。

ネタバレ
2024年8月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 久しぶりに読み返して、やっぱり名作だなぁと、心からこんな素敵なお話を創作頂いた先生には感謝しかありません。
後半戦は日本史、古事記?、神道、仏教、キリスト教、北欧神話?儒教などなど、あっちこちに学術的要素が織り込まれてます。読み直す時にノート用意して知識の深掘りするのも面白いです。

小学校の図書室のお気に入りの窓辺のカーテンの中で読んでました。海外の日本人学校だったので、六角形の二階建て造りの素敵な図書室の中で歴史が好きだったので読み始めました。9巻くらいになった時、これ申請した先生だれですかー!?;;とちょっと焦りました。純粋な小学生だったので、愛憎愛にビビりました。今では私の人格形成の一つの礎となったといっても過言ではありません。

ちなみに日本に帰国した時、父が車何にしようかなと言っていたので、しつこく「ダークグリーンのウィンダム」といって買ってもらうくらいハマってました。流石に理由は母以外には内緒です。
壮大なストーリーで、今、読み返すと大人になったぶんより分かります。しかし、情報量がハンパないので一区切り読むと、ウィキペディアやグーグルアースで調べまくり、作家さんって凄いなぁ、桑原先生流石ですという感じの情報量です。
電子で読むのが楽なので、シーモアさんで買い直すか迷い中
ですが、まずは40巻、本編を大人買いし直します。

景虎様、高耶さんが大好きです。もう一度、一から最後まで読み直します。私のBLの原点です。400年の執着愛、もう最高ですよね。私にとってはこうしかないのかなと納得する最後でした。未読の方は日本史詳しくなるし(ハマりすぎて全国模試で偏差値78でましたよ、推しの力ってすごい。。。戦国時代以外は日本史、大分忘れてしまいましたが)、エロとかより物語として長編読みたいなぁって人に向いてると思います。エロも濃くて好きですけどね。
本好きで、ちょっと同性同士の作品がいけるなら、もう多くの方に、全国民読んで欲しい作品です。

今読んでも私には難しので、疲れた時はラノベ感覚でさらっと、でも一気に読むのがオススメです。世界観途切れさせないで読みたくなる作品です。
とはいえ40巻あるので(シリーズとしては70巻ですか?先生の27年分の創作ですよね。)、無理なくでも、一度は読んでほしい作品です。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!