君の愛は僕の罪
」のレビュー

君の愛は僕の罪

芹生はるか/石田育絵

読後感は爽やか

ネタバレ
2024年8月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 血のつながらない義父・崇(受け)と義息子・桂一(攻め)。崇は桂一の父を密かに愛していて(思いは伝えてない)、桂一父の仕事がうまく回るよう取引先に自分の身体を差し出していた。その桂一父が亡くなり、遺された家族と会社を支えるために崇は桂一母と結婚。当時中学生だった桂一の義父となるが、実はこの頃から桂一は崇のことが好きで…。たった3年の結婚生活で桂一母は儚くなる。妻の七回忌の夜、桂一から想いをぶつけられ身体を繋げてしまい…。20歳以上の歳の差。桂一父への想い。複数の相手に枕営業していた過去(ていうか進行形?)。義親子で同性愛。倫理観が邪魔して自分の気持ちに蓋をし、モダモダモダモダしまくる崇。桂一に自分を諦めさせるために、家を出て当て馬の同僚と寝ることまでしちゃう。普通ならここで嫉妬した攻めが受けを責め苛んだりするとこなんだけど、桂一はそれをしないんですよねーー。ほんとに大学四年生?大人すぎる…。しかも学生ながら起業してて、海外とも取引があり、会社も成功してる。それも全て崇のため…。桂一はスパダリやな〜。崇のモダモダがすごいし、割とドロドロな話なのに読後感が爽やかという。表紙のイメージと中身が違う感じで、良い意味で裏切られました。
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