このレビューはネタバレを含みます▼
最初の結婚で長年大好きだった幼馴染と上手くいかず苦労をしたリアが、新しい土地で人生を切り開いて大切な家族と巡り会うお話です。
よくもここまで高飛車に言えるなというぐらい、彼女の素性が明らかになっても嫌味や悪口を言う人々が
いて、子供に恵まれない女性の苦労も描かれています。片方だけを責めるのは間違っているし、センシティブな問題ですが、結局お互いに相手を思いやり大切に思い合う気持ちが大事なんだなと感じさせてくれます。
全く知らない単語も入って来にくいし、かと言ってこちらの要素が強い単語も世界観を壊してしまいそうで、異世界ものは言葉のチョイスが難しいと思うのですが、サツマイモは本土からみた呼び方、カライモは唐芋で現地での呼び方、どちらも渡って来た元の地名の由来を表していて、この単語が異世界ものだとしたらサツマイモは気になりました。すみません…。
基本的にお話は2巻で完結していて、3巻目は膨らませたお話と後日談みたいな感じで楽しく読めました。