ミステリと言う勿れ
」のレビュー

ミステリと言う勿れ

田村由美

1つ1つの話が重い

ネタバレ
2024年8月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最新巻の1つ前13巻まで大人買いしました。
本当に作者さんは賢い方なんだなあと感嘆します。
よくある推理物とは一線を画す作品で、話の展開もそう、伏線のひきかたもそう、言葉選びもそう、読者を引き込みます。
1つ1つの話が長くても短くても重めで、全て毛色の異なる題材で、いろいろ考えさせられます。話の終焉を迎えても、「うっ」となるというか、スッキリとした気持ちでは読み終えられないですね笑。それでこそクセになります。
とても覚えているのが、父親を被験者とした実験のエピソードで、同じ母親として的を得すぎているというか、よくもまあこんなにもズバッとうまいことエピソードをいれてくれるもんだと私も主人に紹介したくらいなのですが笑、確認不足として炎上してたんですね…。でもこのエピソードに心掴まれたママたちはとても多いと思うのですが。このエピソードをいれただけでも作者さん応援したいです。
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