二番手の女 歌姫としての誇りを胸に、最後のご奉公をいたします
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二番手の女 歌姫としての誇りを胸に、最後のご奉公をいたします

松葉サトル/大菊小菊/天路ゆうつづ

領主様、控えめに言って最低では…?

ネタバレ
2024年8月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ いや顔の良さに騙されてるよ、領主最低じゃないこれ!?
婚約者候補→巫女姫が良いからナシで。でも巫女姫が来るまでは働いてほしいから神官で。「お前を断って選んだ嫁が嫁ぐまでに後ろ盾なしで送り出すから領地を整えておいてね!」って…領主が非道すぎでは?そのうえ請われて赴くのに執事も宰領も冷遇…って話すら通してない!?帰領後執事と宰領裁いてるけど、タウンハウスでの出来事はどういう認識だったの…?
【A】タウンハウス執事の態度を追及もせず、一年後領地に帰って初めて冷遇に気づきタウンハウス執事の所業に思い至った
【B】早々に事情は判明したけど(王都で暮らす自分に支障ないし)領地帰るときに追及処罰しよう
【C】タウンハウス執事の口を割らせるのに一年かかった。
どれ???
【A】無能【B】最低【C】無能だけど どれ?????
ただ一つわかるのは領地を留守にしながら現地に任せっぱなしで監察とかはしてないんだ…。 そして?自分が願って巫女姫を婚約者(内定)にしておきながら、自領で上手くやりすぎてるヒロイン見て、自分から望んだ婚約者(噂になってて否定もせずほぼ内定)がいる状態でお茶会に頻繁に誘い、男女間でのプレゼントには意味あるドレスを固辞されても贈り、社交界に連れまわし周囲を牽制し、最終的に自分から望んだ婚約者(相手もノリノリで内定)を「とりやめた」。
理由は巫女姫じゃなくても望んでたレベル以上のものもたらしてくれるし周りともうまくやってるし!それに何より…好きになった(美形キラキラ)
って、まっっっっって………最低………顔の良さに騙されてるって!えっこわ……神殿の腐敗を暴くために自分を釣餌に恋愛脳巫女姫のこと望んでもないのにそう振舞ってたとかかなって思ってたけど違った…普通にただの心変わり…しかも自己中理由で……。
どうせ本当の実力的にはヒロインが巫女姫なのに神殿の腐敗のせいで今の巫女姫が選ばれただけで本来はヒロインこそが巫女姫!巫女姫を望んだ辺境伯すごーい有能!チャンチャン!になるんかなーと勝手に予想してるけど、イヤ…本当…領主の好感度がほぼ底値なんですよ……ここから巻き返ししてくれるのか?冒頭の傷つききって泣いてたヒロインの痛みは寄り添ってもらえるのか?いっそ二番手だった女性の立身出世成功譚ならよかったのに、恋愛ものなんだよな…でちょっと星が減ってます…
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