このレビューはネタバレを含みます▼
婚約者ケイオスに蔑ろにされた伯爵令嬢ニコルは、お一人様の生活に目覚め、自分がケイオスに優先されなくても特に気にしなくなる。ただ、婚約破棄して次の縁談を望んでも、条件が悪くなるのは必至なので、ニコルはケイオスに「白い結婚」を持ちかける。これからケイオスはニコルの信頼を回復できるのだろうか?鈍い男性というのはどこにでもいるが、「婚約者」ということに胡座をかいていると、初めは誤解でも、相手が「どうでもよい」関係に考えを改めたら、修復は難しいと感じる。ニコル嬢には留学でも何でも、好きにお一人様を満喫して欲しい。