番が幼くなりまして 世話焼きΩのαごっこ【単行本版】
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番が幼くなりまして 世話焼きΩのαごっこ【単行本版】

近藤旭

心身ともに対等な番になるお話

ネタバレ
2024年9月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ か弱く、たおやかで、健気で、守られるΩ
…というのが好きでない私。
それはもう女の子のお姫様じゃん?と思うので。
(オメガバでは、狡賢いオメガの有休オメガシリーズと、フェロモンで殴るオメガパンチシリーズが好き)

何かトラブルがあった時に、Ωのか弱さを情けないとウジウジ悩むオメガバースはよくあるけど
この作品の主人公の場合、Ωのか弱さは、明確に「本当は守る側でいたいのに!」というコンプレックス。
コンプレックスゆえにちょっと暴走気味にαを抱いてしまうわけですが
最終的に、コンプレックスを乗り越える。
幼児退行やリバなど、キーワードだけ拾うとイロモノBLみたいですけど、丁寧に心を通わせる過程を楽しむと言う点で、本筋は実は王道なんじゃないかな。
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