灰仭巫覡
」のレビュー

灰仭巫覡

大暮維人

信頼の画力とセンス、理解よりも感覚

ネタバレ
2024年9月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ とにかく圧倒的なセンス。読ませるリズム感。画面の力!
難しい言葉は後から追います。
これでもかというくらいに色んな要素が詰まってると言ってしまうと陳腐な表現だけどどこまでも新しい。
大暮先生の作品は原作有無にかかわらず、ストーリーや設定内容はよくわからんけどすごいかっこいいの印象があり。
なんかよくわからんけどそうなってると納得させられる。
相変わらず画力で押し切られていく感があるけどそれがハマって爽快。
すごい画が巧みに繋がって世界に引っ張られて引き込まれる。
やはりキャラクターが強い。好みだけで言えばまだ自分の推しはいないけど、見た目平凡な雰囲気の主人公、優しくて芯があって唯我独尊なタイプじゃないのも良い。
双頭女子とか見たことないし、どんな発想なんだろうか。
見た目に少し引いてたけどそれはいけない。
クセつよ独特目白押し素晴らしい。
日常はフツーに学生してたり相当フツーじゃなかったりするけど違和感が無くなっていく、それも良い塩梅の緩急。
押し強めな女子たち、仭とガオの殴り合いからの信頼感もいい。台詞がまさかで良い。
バトルものとは違う入り口と見方の面白さがある。
まだ1巻なので今後の展開に期待。
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