出ていけ、と言われたので出ていきます 【電子単行本版】
布袋花果/枝豆ずんだ/アオイ冬子
このレビューはネタバレを含みます▼
?3巻まで読了。 色々消化不良です。初めは婚約破棄断罪されたけれど実は特殊な力を持つ娘でということからスタートし、その後速攻国へ出て冒険者の姉弟に出会い仲間になる、とのことでしたので旅をしながら奇跡を起こしざまぁするタイプかなと思ったら、軽い祈りで災いが起きたり、遺跡で暗殺にあったら転落した先に邪悪なエルフの王弟が封印された棺があってそれをヒロインの怪我の血によって?解き放たれたと思いきや攻撃され……という具合で流れが変わったな?って急展開がやたらと多くて置いてけぼりになりがち、その後に実は主人公のような神の寵愛を受けている人間はこのまま龍になって世界を滅ぼしてしまうだとか、実家から付いてきた家来も実は龍で…同時に街で人気誰が聖女かに巡りの紛争で主人公側でないサブキャラがバンバン死んだり、神々の力によってこれからもっと人が死ぬぞというからエルフと結婚しエルフが住む別次元に移り住みめでたしめでたし…という具合です。 他の方も書かれていますが描写もかなり下品めですしびっくりしてしまいます。原作は読んでませんがもし流れが同じのでしたら、残念ながら商業に至るほど実力のある作品じゃないのかと思いますね……意外性を求めるためなのか、スケールがどんどん大きくなり、それなのにキャラクターたちの繋がりと感情描写がうっすぺらで、結局なんの話が書きたいのか分からずすべてが中途半端で説得力がないです。なんとなく読みましたが4巻では神々がエルフ界に襲来すると聞いてこれきりにします。
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