不器用な男達がこんなにも愛おしい





2024年9月6日
短編集。それぞれ短い中に凝縮された人間模様が濃く深く熱い。じわっと胸に沁みてくる。舞台が何処で彼らが何者でどういう状況かという説明は一切省かれている。読者は彼らの会話や背景から理解し推察し物語に入っていく。そしてたちまち囚われるのだ、オノ・ナツメの世界に。余韻はいつも心地よい。

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