恋する小リス、いりませんか?
」のレビュー

恋する小リス、いりませんか?

小林典雅/緒花

メルヘンな世界

ネタバレ
2024年9月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白かった。『王子ですが、お嫁にきました』に出てきたリスのピムの従兄弟の話。喋るリスが当たり前に存在し、王宮で働いていたりメルヘンな世界観が可愛くて好きだった。キャラクターの会話で語られるちょっとしたエピソードトークも童話の世界観で面白い。突然王子のご学友採用試験を受けさせられるリス達の話が理不尽で好き。受けはリス語と公用語(動物全般の公用語)と人語が話せるし器用だし何気にハイスペックリス。手違いで王宮から北の僻地に魔法で転移してしまった受けが、そこで免罪で流刑にされている攻めと出会う。酷い裏切りに合い犬だけが信じられる人を厭う厭世家になっていた攻めに塩対応されてもめげずにアタックする受けが健気だった。無口でぶっきらぼうな攻めだけど、両思いになってからは激甘になる豹変ぶりも良かった。受けの可愛さにメロメロで大変だけど、受けに悟られないようにいつものポーカーフェイスを演じている様子に笑う。
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