推しを愛する私たち~推し×ファン~アンソロジーコミック
ぬごですが。/棉きのし/ほし/春野ユキト/白井もも吉/花束葬式
このレビューはネタバレを含みます▼
どのお話も素敵でしたが、2作目の「わたしを知らずに回ってて」というお話が共感でしかなく心にきました。
自分語りになりますが私もアイドルは偶像として2次元の感覚で推す傾向があり、オフでの過ごし方やオフショット等裏側が見えることがとても苦手です。3次元の同じ空間にいることも認識したくないのでライブ等も行ったことありません。
その感覚は普通では無いし正しくないと思っていたので、「同じ考えを持つ人が私以外にもいる」と世界が広がり肯定された気がし少しだけ心が軽くなりました。
また表現の仕方も素敵で「オルゴールみたいに板の上で世界を回す君だけがいてくれればいいのに」と言う言葉は私の気持ちが言語化されたようで、この先オタクとして生きていく中ずっと心に残ると思います。
お話のラストも主人公の心変わりなどもなく最後まで共感できる形で終わり本当に素敵だったと声を大にして言わせてください。ありがとうございました。
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