11人いる!
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11人いる!

萩尾望都

人間である意味

2024年9月8日
読んだ当時、ドキドキ、ハラハラする展開にすごく引き込まれて、
こんな未来がいつか来るのかもしれない、という期待と共に読み終えたように記憶しています。
数十年経った今、現実離れしていないか、もう古い考えになってしまっていないか、ある意味不安を持ってまた読み始めましたが、
現実と類似しているような、でもまだまだ先の未来のような、
色褪せないドキドキ、ハラハラに、すごい作品だと改めて実感しました。

科学がどれだけ発展しても、人間の間で起こる、争い、協力、葛藤、和解、、、良くも悪くもゴタゴタとした面倒なコミュニケーションはずっと続くのだろう、
それこそが人間である意味なのだろうと感じました。
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