このレビューはネタバレを含みます▼
モノの見方が「目的に有効か有効でないか」というシンプルかつ打算的な宮王太郎が、全く目的に有効ではない猫のニコロに心を掴まれ、手玉に取られ、翻弄される様子に吹きました。肩こり解消ー>仕事捗る・・・の予定が、ニコロに振り回されて忙しくしているうちに肩をもませるために猫を飼い始めたことも自分が小説家であることも忘れるという体たらく(笑)。でもわかるな〜、もふもふを前にすると人間はたいてい無力になりますからね!😉
彼が猫を飼うために都合の良い人間たちを集めて作ろうとしている組織、またの名を「幸せ家族( こっか)」のメンバーがじわじわ増えていく展開も楽しくてワクワクします。皆超絶個性的で変な人ばかりですからね〜(笑)。😄
可愛いニンゲンコロガシな猫ちゃんを愛でつつ、軽い気持ちでニヤニヤしながら読書を楽しみたい方は是非!😁