このレビューはネタバレを含みます▼
「バカで弱くて無様でもいい!」足掻いて生きていく。
バカで顔だけのアホ可愛い菊丸と、大人でカッコいいくにさんのくっついたり離れたり焦れ焦れよくある系の話しと思ってたけど。。
本当に「バカで弱くて無様」なのは誰だったのか。。
「バカで弱くて無様でも」読む前にタイトルいいな~と思ったのですが、最後まで読んだら更にこのタイトルに唸りましたね〜。
あと最後まで読んでまた読み返すと、上下巻の表紙が更に唸ります。
脇役の女性たちや「No.1」「No.2」様など魅力的なキャラがたくさんでストーリーを盛り上げます。
中々くっつかないのが長く感じてきたけど最後納得です。
伏線所々でありましたね。
この作品はラストの受け止め方に色々あるかと思いますが、私はこのラストが一番の肝だと思う。
作家さんはこのラストを描きたかったのでは。
私はとても好きですね。
「必死に大切な人を守り続けてきた、それ以外何も、自分自身さえも見ないようにしてきたこれまでの人生」……でもしつこくて何度も真正面からぶつかっていく菊丸よ、よくやったね、ウンウン(嬉泣)
あっという間に最後まで読みました。読んで良かった!何度も読む度に新しい発見があり、更に好きになるストーリーです※地雷の方注意(24.9.9)